店と呼ばれるもののほとんどがネット上にあることになる将来に,全然支払いに使えなくなるカードに意味があるだろうか? 海外の(同じようにやっぱりネット上の)店舗に行ってさっぱり使えないカードに意味があるだろうか? だから,登場が待ち望まれているものがある。
quote:2700万人が暮らす東京圏では,ここ数年で前払いシステムのカードが普及している。彼らは朝それを持って家を出て,小さな支払いや駅の改札の通過をそれですませる。そして東京都民の3人に2人が必ず持って出るものに携帯電話があり,そのふたつをまとめる視点がある。そう,あなたはお金を入れた財布にサヨナラを云うときにある。
本当に財布としてそのようなカードを使っている人というのは,そんなに多くはないだろうと思うけど,でも少しずつそれは広がっているのは確かなのだろう。JR東日本のスイカとやらも,単に定期券として持っている人の方が多そうだ。引きこもりのわたしはよく知らないけど,携帯電話でその役割を果たせるものの話も記事中にあるが,携帯電話としては使っていても財布としてはまだ全然使っていない人も多そうな気がする。あおっているだけのニュースが多いなか,それに引きずられるようになっている人もいるかもしれないけど,でも,それらによって,そも現金というものの価値が変化しているのは事実なんだろう。
将来的には街中にある店などわずかな数になるのだから,代替式の通貨が必要になるけど,利便性をさっぱり出せない現在の銀行の発行物も,省けないものが多すぎる現在のクレジットカードも,その役割を果たすには十分でない。もっとネットワークとの親和性が高く,日本だけとかそんな小さな地域でしか役に立たないものではない,そんな代替通貨が登場してくるのが待たれている。本当は国自体がそれを支援しなくちゃいけないんだけど,そんな頭を持っている人間は残念ながらひとりもいないしね。さて。そんな代替通貨は,いつ,どこから出てくるかな。
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